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高等法院 (イングランド・ウェールズ) : ミニ英和和英辞書
高等法院 (イングランド・ウェールズ)[こうとうほういん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [たか]
 【名詞】 1. quantity 2. amount 3. volume 4. number 5. amount of money 
: [など]
  1. (suf) and others 2. et alia 3. etc. (ら)
: [ほう]
  1. (n,n-suf) Act (law: the X Act) 
法院 : [ほういん]
 (n) court
ラン : [らん]
 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network)
ウェールズ : [うぇーるず]
 【名詞】 1. Wales 2. (n) Wales
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

高等法院 (イングランド・ウェールズ) : ウィキペディア日本語版
高等法院 (イングランド・ウェールズ)[こうとうほういん]
高等法院(こうとうほういん、)は、国王裁判所及び控訴院とともに、イングランド・ウェールズ最高法院の一部門をなす裁判所である(最高法院は、2005年憲法改革法により、イングランド・ウェールズ高等裁判所 (Senior Courts of England and Wales)となる予定である)。High Court of England and Wales、あるいはそれを略してEWHCとも呼ぶ。
高等法院は最重要事件を一審として取り扱うほか、すべての下位の裁判所に対する監督権限を有する。民事事件における高等法院からの上訴は控訴院、更に貴族院へ行く。ただし高等法院が捕獲審判所 (Prize court) として審判を行う場合は、上訴は枢密院司法委員会に行く。
高等法院は、ロンドン中心部のストランド地区にある王立裁判所に置かれている。もっとも、イングランド・ウェールズ全域に地方登記所 (district registry) があり、高等法院におけるほぼすべての手続を地方登記所で行うことができる。高等法院の長はイングランド・ウェールズ首席判事 (Lord Chief Justice) である。しきたりにより、高等法院の男性の裁判官は全員下級勲爵士(ナイト)に叙せられ、女性裁判官は全員デイムに叙せられることとなっている。
高等法院は、女王座部、衡平法部(大法官部)、家事部の三つの部に分かれている。最高法院費用局は訴訟費用を取り扱う高等法院の部局で、これらの3部には属しない。
高等法院のほとんどの手続は1人の裁判官によって審理されるが、特に女王座部において、一定の種類の手続は2人以上の裁判官から成る合議法廷 (Divisional Court) に割り当てられる。
== 部 ==

=== 女王座部 ===
女王座部(Queen's Bench:男王の時は王座部(King's Bench))には二つの役割がある。広い範囲の契約法及び人身傷害・一般の過失不法行為の事件の審理を行うとともに、監督裁判所としての特別の責務も有している。2005年まで、女王座部の長は首席判事(現在はニコラス・フィリップス卿)であった。2005年憲法改革法の規定によって女王座部長官 (President of the Queen's Bench Division) というポストが新設された。首席判事は、現在、イングランド・ウェールズ裁判所の長官 (President)、イングランド・ウェールズ司法府の長 (Head)、刑事司法の長としての役割を有している〔Constitutional Reform Act 2005 §7, 8。〕。
女王座部裁判官は、刑事事件を審理するときは刑事法院で職務を行う(巡回裁判官、市裁判官がそうするのと同様である)。さらに、女王座部の合議法廷は(1)治安判事裁判所から、及び(2)同裁判所からの上訴を審理した刑事法院からの、法律問題についての上訴を審理する。これらの上訴は事実記載書 (Case Stated) による上訴(伺い上訴)と呼ばれる。
女王座部は、女王を代理して、すべての下位の裁判所及びすべての政府機関を監督する。一般に、法律で他に上訴の手続が定められていない場合、下位の裁判所、法廷、政府機関又は国家機関の判断に不服を申し立てようとする者は誰でも、女王座部の一部門である行政裁判所に司法審査を求めることができる。1人の裁判官が、まずその問題が裁判所の審査になじむものであるか否かを判断する(根拠薄弱な事件、勝訴の見込みのない事件を除外するためである)。そして、裁判所の審査になじむと判断された場合には、その問題は1人又は複数の裁判官による詳細な審理に進むことが許される。
高等法院からの民事事件についての上訴は、控訴院(民事部)に行く。合議法廷からの刑事事件の上訴が行くのは貴族院だけである。
女王座部の下には、科学技術・建築裁判所、商業裁判所、海事裁判所、行政裁判所などがある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「高等法院 (イングランド・ウェールズ)」の詳細全文を読む




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